ベルギーチョコレートが世界で有名な理由とは?

チョコレートがスペインに伝わったのが、すべての始まり?

チョコレートが、いつ頃ヨーロッパへ伝わったのかという正確な記録は現在のところ発見されておりませんが、最も古い記録によれば、1544年にマヤの使節がフェリペ皇太子を訪問した際に、チョコレート飲料を用意していたとのこと。
しかし、チョコレート飲料と言っても当時のチョコレートは甘いものではなく、唐辛子を入れたスパイシーなドリンクだったとか。スパイスの代わりに砂糖を入れて甘くしたことから、スペイン中に「チョコレートドリンク」が広まったと言われています。

オランダで生まれた「ミルクチョコレート」

1875年、スイス人のダニエル・ピーター(Daniel Peter)がミルクチョコレートを生み出しました。彼は、スイスに初めてのチョコレート工場を作りました。

チョコレートは油分が多く、水とは混ざりにくく、ミルクを添加すると粘土のようなボソボソしたものになってしまいます。そこでミルクの水分を取り除く必要がありました。
当時彼が住んでいたベベイ村には、あの有名なネスレ社を創業したアンリ・ネスレ(Henri Nestle)が住んでおり、彼女はミルクから水分を取り除いた「育児用粉乳」を発明していたのです。そこで、ネスレ社と協同開発のミルクを使用したミルクチョコレートが誕生したのです。

一切の妥協を許さない!ベルギーが「チョコレート大国」と呼ばれる理由

チョコレートを食べる文化がベルギー広まったのは19世紀のこと。当時は高級品であり、庶民の手の届かない贅沢品でしたが、もちろん今では誰もが楽しんでいます。
その昔、チョコレートの定義を決める論争が行われた際にイギリスやオーストリアが代用油の使用を認めたのに対して、ベルギーは「カカオを100 %使用したものでなければ、チョコレートとは呼べない!」と主張したことは世界的に有名です。
もちろん、ベルギーのスーパーには輸入されたチョコレートや保存料などを使用したチョコレートも売られていますが、他国と比べて混ざりものの商品が少ないのです。

「チョコレート大国」と呼ばれるだけあって、チョコレートへのこだわりが強いベルギー。妥協しないショコラティエ達によって多くの高品質なチョコレートが生み出され、世界からの厚い信頼を得ているのでしょう。