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旅先での粋なチョコレート・サプライズ!

初めて訪れたヨーロッパでチョコレートにまつわるステキな思い出をお持ちの岡本裕子さん。普段から国内外のチョコレートを味わう機会も多く、経営する歯科医院の診療の合間にチョコレートで気分転換を図ることもあるそうです。チョコレートにはちょっとウルサイ岡本さんにその魅力や甘いものを食べた後のお口のケアについて語っていただきました。

ヨーロッパで体験した粋なチョコレートのおもてなし

19歳の時、生まれて初めてヨーロッパを1ヶ月間旅しました。 親友と2人でロンドンからパリに入り、雰囲気のよいプチホテルにチェックインした後、食事に出かけ、部屋に帰ってきた時のことです。美しくメイキングされたベッドの枕元に何か小さなモノが置いてありました。

「なんだろう?」小さなモノの包み紙を開けるとチョコレートでした。同時に鼻先をくすぐったのはハッカの刺激的な香り。口に入れてみると、それはミントを練りこんだチョコレートでした。そこが成熟された街、パリということもあったのでしょう、爽やかな甘みのミントチョコを口に含むと急に大人になったような気分になりました。今でこそ日本には世界の高級品からカカオ豆を取り寄せて作るマニアックなものまで、さまざまなチョコレートが集まっていますが、昭和50年頃の日本にはミントを練りこんだチョコレートはなかったように記憶しています。

枕元にはもう1つ、プレゼントが置かれていました。それはチョコレートに添えられた「良い旅を!」と書かれたメッセージカード。なんとパリのホテルは粋なことをするのだろうと、親友と感激しました。パリのホテルでは毎日、チョコレートが枕元に置かれていましたが、パリの後に訪れたイタリアやスイス、スペインの都市でも、泊まったホテルにはたいていチョコレートが枕元に置かれていました。これは当時のヨーロッパの流行だったのでしょうか。それ以降もヨーロッパを旅していますが、枕元のチョコレートのおもてなしは19歳に訪れた、その時だけです。旅行者を幸せな気分にさせてくれるヨーロッパの洗練された文化に若いうちにふれられたことは、とても幸運でした。

チョコレートの質の良さはどんな時に感じる?

昔、ベルギーのチョコブランドが日本に紹介されたのを機に、瞬く間に日本人もチョコレート通になりました。ドバイを旅した友人から、その国を代表する高級なチョコレートをプレゼントしていただいたことがあります。トリュフからダークな板チョコまで、口に入れると甘みと苦みのバランスが絶妙で、舌あたりもなめらか。噛まなくても、口のなかでじんわりと自然に溶けていく感覚のトリコになりました。カカオの生産や栽培事情に詳しいわけではありませんが、美味しいチョコレートはカカオ豆の品質が良いのでは?と感じています。もしかしたら、ヨーロッパやその周辺の国々にはチョコレートの歴史が長いので、質の良いカカオ豆を確保できているのかもしれませんね。

高級チョコレートは職人の技術もさることながら、カカオ豆をはじめとする原材料に選りすぐりのものが使われ、伝統的な味を守る一方、遊び心を取り入れた商品も発表されているのが面白いですよね。また、チョコレートはパッケージもブランド力を左右します。開ける前からワクワクさせるデザインはギフトにもおすすめしたくなるし、自分がいただいても幸せな気分になりますよね。

診療の合間に甘みで気分転換

歯科医は長時間、いつも同じ姿勢を保って仕事をするので体が歪み、疲れが溜まると体調を崩しやすい傾向にあります。休日は体のケアにあてる…という歯医者さんは少なくないのでは。私は診療の合間の昼休みには30分ぐらいお昼寝をしたり、体幹を鍛える体操をして、こまめにケアするように心がけています。体操をした後にチョコレートを食べることもありますが、食べた途端テンションが上がっていくのを感じます。「午後からの診療をがんばるぞ!」とモチベーションを高めてくれる相棒といってもいいかもしれません。

チョコレートの魅力に「ほろ苦さ」があります。先日、味わったガレーにはほろ苦さが際立った大人の味を感じました。ヘーゼルナッツやオレンジフィリングが入ったダークチョコレートは濃厚な赤ワインやアイリッシュウイスキーに合うように思います。また、ホワイトチョコレートにはピスタチオやコーヒームースが入り、診療後の疲労回復に口に入れたくなるような甘み。1つずつ包まれたサイズ感も気に入っています。

甘いものを食べた後のお口のケア

甘いものにはお砂糖が含まれていますよね。虫歯菌は砂糖をエサにして増え、歯を溶かす酸を分泌するという性質があります。よって、甘いものを食べると虫歯のリスクが上がるのは事実です。 けれど、虫歯にならないように甘いものを一切食べないというのも寂しい話。食べたら、ブラッシングを徹底して行いましょう。普段から口腔内の菌質を改善するロイテリ菌やポイックウォーターでケアするのもおすすめですよ。

私の経営する「あわしまデンタルオフィス」では開業当時から「ブラッシング」の大切さを伝えています。虫歯や歯周病に悩んだら歯医者さんに行き、再び虫歯や歯周病になったらまた通院するという「負のサイクル」を無くするためにはブラッシングが重要です。一度、治療でお口をキレイにしたら、今度は自分で行うホームケア=ブラッシングをがんばってほしいですね。実はうちでは「あわしまメソッド」と名づけたオリジナルのブラッシング法がありまして、その方法を伝えることが私のミッションです。いつまでも自分のお口で美味しいものを食べたいと思いませんか?私自身も健やかな口で美味しいチョコレートをずっと楽しみたいと思っています。

岡本裕子プロフィール

1981年、東京歯科大学卒業後、昭和大学歯学部矯正科を経て、ファミリア歯科矯正(大宮市)に入局。20代から禅の教えにふれる。1984年、岡本歯科クリニックで矯正部門を担当。2008年、あわしまデンタルオフィスを開業。治療だけではなく、パーソナルカラーやアロマセラピーのセミナーなどの文化を発信し、人が集まる場としての歯科医院を追求。ブラッシングの大切さを伝えていくことをミッションにしている。

あわしまデンタルオフィスHP
https://www.awashima-dental.jp